顔が見えると良いかもしれない

ライムが来たわ〜!





大変なんですう、ライム。
大好きですけどね。
去年は一個一個がものすごく小さくってね、段ボールを開けたとたんに「ちぃっちゃ〜〜いっ!」て叫んじゃった。
ほとんどがカボスサイズなんだもの。
皮をむくだけでも一苦労なんだもの。

そんな風にぼやくのを、送って下さった農家さんは知ってか知らないでか伝票の裏に「小さいけど煮てみて下さい」的な励ましの言葉を記しててくれたわ。
不作だったこの年は段ボール一箱に10kgとちょっとが入ってたかしら。

そんなだからね、熊本の農家さんから「ライム送ります。20kgで良いですか?」ってメールがきたときは複雑な気持ちになったわ〜。
カボス大のミニライムが今年は20kgですか…。
大好きなライム。だけど作業が大変だもん、20kgじゃ多いかもしれないわ…。
でも、でも、ライムのマーマレードは人気あるわよ。なるべくたくさん作った方が良いはずよ。
なあんて頭の中で一瞬考えが巡ったけど、返信は「お願いしまーす!」に決まってますよ。
お誘い(?)は断らないタイプだもの。

さあて、数日後にやってきたライムは、なんと意外にも去年より格段にサイズアップしていてお肌もツルリピカリときれいだったから、自然と頬がゆるんじゃう。
段ボールを開けてからただよっているキリッと青いライムの香りをむねいっぱいに吸い込んだら、今度はライムの中に両手をザックとつっこんでかき回すと、また香りが立ち上ってくるの。
1年ぶりの香りよね。
このときばかりは作業が大変だなんだってグチは吹っ飛んじゃう。
ライムがもう可愛くってね、たまらないわ。
でね、そんな気分と同時に農家さんのことも思うのよ。

ライムを送ってくれる農家さんは熊本で柑橘類を何種類もつくっているみかん農家さんでね、もうずいぶん前に一度だけご挨拶に伺っていて、ほんの数時間を過ごしただけだけど、みかんが届くたびにお顔やそのときのエピソードを思いだすわ。

お付き合いのある各地の農家さんにはなるべくご挨拶に伺えるといいわ。
顔を合わせておいた方がお仕事がしやすいし、それからどんな方が栽培されているかの興味もあるの。
毎年少しずつ増えていく果物農家さんの全員をまわるにはまだまだ時間が必要だけど、順番に訪ねていくのが目標で、楽しみでもあるの。





ツイッターで知合ったのがきっかけで、一度吉祥寺でのイベント販売までジャムを買いに来てくれた方が、先日新しい工房を訪ねてくれたの。
岐阜県で農業をするという彼女は、まえに吉祥寺で会ったときとは雰囲気が違っていたから「今日は女の子っぽくて可愛らしいわ〜」なんて言うと、お友達の結婚式に参加するためにお化粧をしてもらったせいじゃないかしらって、恥ずかしそうにしてたわ。
彼女はジャムやお菓子を買われてから、おもむろにお土産といって紙袋に入ったお米をくださったの。新米ね!

さっそく炊いていただいたお米のおいしかったこと。もっちりピカッと立っててね。
こんなにおいしいお米を作ってるなんて〜。すっごいわ〜。
軽くはないお米を岐阜から旅行バッグにつめてきて大変だったでしょうに。
彼女に、しみじみありがたい気分になったわ。
お米ってことがなおさらありがた味、ひとしおだったわね。


なんでしょう?



まだ会ったことのないアベさんからの紅玉!



スーパーで買い物をすると最近はビニールパックに生産者さんの顔写真をのせる商品を多く見かけますよね。
買い物かごに入れるときにその顔写真をチェックする事ってないけど、なあるほど顔写真は岐阜の彼女からお米を手渡された時のような、作り手を身近に感じさせる効果もあるのかもしれないのね、などとこのときに思われたりしたわ。

「生産者の顔が見える」とかのフレーズが、市やイベントでの直接販売から始めてるエバジャムにも使われることもあるのに、想像力のないワタシには今ひとつピンとこなかったのが、岐阜の彼女にお米をいただいたことから「生産者の顔が見える」ことの良さやありがたさを今さらながら体験したような気がするわ。

エバジャムの直接販売についていうと、ただ出来ることは出来る範囲で「ジブンでやりたい!」っていうふてぶてしいジブン主義なのよね。
明日もまた工房販売の週末よ。
だんだん寒くなってきて朝の目覚めはにぶる一方でも、ジブン主義全開でオープンさせるのよ。
フフフ。








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プロフィール

 
宇佐美エバ亜希子
うさみエバあきこ
ジャム職人
埼玉県上尾市出身
季節を追った国産果物や野菜のジャムを作ります。 エバジャムを召し上がれ!

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