飛び込んでくるよ、突然に。

「コン、コン!」入り口をノックする人がいるわ〜、郵便屋さんじゃないみたい。
なあに?今日は仕込みの作業日で工房販売の日じゃないわよ〜。はい、はいぃ〜。
戸を開けると、「今日はお休みですかぁ〜?人が見えたのものだから〜。」って。あらお客さんだったのね。
そう、こんなふうに販売の日でなくても人影が確認されるとお客さんが飛び込んでいらっしゃるわ。一応、工房販売日は土日曜日で平日は作業日ということを伝えるの。
それから「お近くからですか〜?」とか話しをふると定休日なんかは確認せずに2駅先あたりから自転車でフラッと出かけてらっしゃる方とか、明日の早朝に出発するのでお土産に今欲しいのとか、とにかく人影があったからとか、みなさん言い訳は様々なのね。
もちろん棚にはジャムが並んでいるんですから、この中からだったら選んでいただけますよ〜って、お買い上げ頂くのね。

女の人って忙しいのよね。
だからちょっとした隙間に出来る事をつっこみたいのよね。買い物の途中とか、ふっと出来た時間を有効に使いたいんでしょう?あら〜、結局ジブン都合ね〜。それってわがままよ〜。
だけどわがままなお客さんてわりと好きよ。
なあんて、かく言うワタシも何度となく閉店したお店に滑り込んだことがあるから、ジブンを正当化したいのかもしれないわ。

今のようにひらけた工房を持ってから期待以上にいろんなことが飛び込んでくるの。
先週は(ハッ…マガジンをサボってばかりなので、時差が…。)かなりの目玉飛び込みがあったのよ。
それは、これ!
じゃ、じゃーーーぁん!


なんだか分かるかしら!?
これはアレ、あこがれのサルナシなのよ。
サルナシって聞いたことあるかしら?
キウイの原種なのよ。
もっと近づいてお見せしましょうね。


ホラね、キウイにそっくりでしょ。
果皮の毛はないけどそっくりでしょ。
それではもっと近づいて、果肉もご覧下さいませ〜。


キャー、かわいい♡
まるでキウイですね。直径は1.5センチくらいなんですけど。
種はキウイに比べるとかなり少なめね。

このサルナシはご近所に住んでらっしゃるお客さんから届いたの。
新潟県産だそうで、このサルナシで地域おこしをはかって栽培に力を入れているとか。あら、新潟っていっても広いわよね。どちらの地域か聞いとかなくっちゃいけないわ。
とにかく新潟のどこかではサルナシで盛り上がって行こうって意欲だそう。なんだけど、どうやら使いあぐねてらして、そのお客さんにアイディアを求めてサルナシを託したらしいのね。
そのサルナシがエバジャムに回ってきたというわけよ。イエイ!
サルナシはすでに煮終わっているの。おもしろいジャムになってるんだけど瓶詰めにするほどの量はなくて、どうやって使おうかしら。

ワタシがサルナシに初めて出会うエピソードをずいぶん前にマガジンに書いてるので、お時間ある方はコチラもお読みになってみてね。

ところでみなさんはもう今年のリンゴは召し上がったかしら?
エバジャムでは第1弾の紅玉がジャムになったわよ。
ピカピカとつやのある紅い果皮の色と、キュンと甘酸っぱい香りが何ともたまらない紅玉の第2弾がカウンターに鎮座してるの。


その紅玉が通りからも見えたようで、飛び込んできた方がいたのよ。
どんどん!と戸をたたく音にびっくりして、また慌てて出て行くと見知らぬマダムが「通りがかったら山盛りにリンゴが見えたからっ〜。」って言うから、「あれはジャムにするの。」ってワタシが答えるのは耳に入らないようで「あのリンゴ、売り物じゃないの?売ってもらおうと思ったんだけど〜」ですって。
売り物じゃないんですよって言ったら、残念そうに帰っていかれたわ。
ヘンなの。
ウチはジャム屋ですってばー!と内心思ったけど、ムッとなんかしてられないわ。忙しいんだから。

ね、西久保の交差点はいろんなことが飛び込んでくるしょう?



 

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プロフィール

 
宇佐美エバ亜希子
うさみエバあきこ
ジャム職人
埼玉県上尾市出身
季節を追った国産果物や野菜のジャムを作ります。 エバジャムを召し上がれ!

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