ペースは崩れません。

今年の夏はいままでの夏と違っていたわ。
東京では7月に入るや真夏日を連日マークし続けているの。もう、ずぅ〜っと暑いですよねえ。
ワタシのことだと、なんてったって工房販売が始まってぜんぜん違う夏だったわ。
スタートの早い夏のせいか、ドタバタの工房での日々のせいか、果物の仕入れ時期を読み間違えちゃったりして。

太陽って品種のプラムを煮るようになって今年で3回目の夏なのかしら、今年はなかなか収穫の知らせがこなくって焦っていたの。いつもならすぐに農家さんから連絡が入るのに、今年はなんだか遅い気がしてワタシの方から電話をしてみたわ。
返事は「お盆あけだよ〜〜!」ってことでがっかりしたわ。そのとき煮る果物がなかったからよ。
神奈川からのブルーベリーや、山梨の桃と夏のリンゴとプラムが届いたから作業は出来たのだけど、それらの果物を煮終わっても太陽は届かなかったの。
内心はなによう、どうなってんのよう、夏が終わっちゃうじゃない。プラムの季節が終わっちゃうじゃない。もしかしたら忘れられちゃったのかしら!?
疑いの気持ちがわいた頃にやっと連絡がきて、そのときはホッとしたわ〜。

農家さんへの注文で一度に送ってもらう量は13kgと決めてるの。13kgはハンパな量に思われるでしょうけど、これが多すぎず少なすぎずっていう量なのよ、いままでの経験から。
本当は、プラムのジャムは人気があるから13kgを何度か送ってもらいたいところなの。
キウイや柑橘類なら貯蔵がきくから毎週ごとに13kgを送ってもらって仕込んでいくって流れを作りやすいのだけど、プラムはそうはいかないみたいなのね。

プラム収穫の電話をもらったときに、いつものように13kgをお願いしてすぐに、もう13kgを頼もうかどうしようか電話口で悩んだのよ。
農家さんの反応はプラムが貯蔵のきくタイプでないし、夏はどうしても果物の傷みが早いものだから早く決めてよう〜ってことだったわ。
木からもいだプラムは、農家さんは一時に出荷してしまいたいんでしょうね。
優柔不断なものでその場で決めきれず、届いたプラムを見てから注文させてと電話をきったのね。

数日後の午前中に届いたきれいな赤いプラムを見たら、やっぱりもう13kg頼まなくっちゃ!って気分になったのよね、結局。
だからすぐに農家さんに電話を入れてみても、あらら〜つながらないわ。次のプラムの出荷はかなわないかしら…と自分の思いきりの無さに落ち込んじゃう。






ところが、ところがですよ、午前中に荷物を届けてくれたのと同じ運ちゃんが、午後、また段ボールを持ってきてくれたの。
開けてみると、またも真っ赤なプラムが。
ワタシは第2弾の注文をした覚えはないんだけど…、はは〜〜ん、こちらの返事を待たずに農家さんたら見切り発車したようね。
結果的にはワタシは助かったわけだけど、すごくなぁい?その農家さんたら。頼んでないプラムを送っちゃって断られたらショックでしょう?
どっちにしろ断らないけどね、ワタシは。それを見越してるとこがニクいやらおかしいやら。

山形の農家のアベさんとは、そんな感じのお付き合いなのよね。
第2段が届いたあとにアベさんから電話がきたから、「頼むつもりだったけど、まだ頼んでなかったのに届いてますよ〜!」ってからかってみてもアベさんはどこ吹く風だったわ。






届いたプラムを前にして、いざ煮な〜ん!と去年のレシピを読み返してみれば、なんと届いた時季にほとんど差はないの。
スタートの早かった夏の暑さと自分の生活リズムの変化に翻弄されただけで、プラムは時季を変わらず熟してたってことよ。
健気よね〜。

たくさん届いたプラムはジャムにしたしジェラートにもしたわ。
たっぷりある安心で、今年は始めて干してみているの。干しプラムを、毎週焼いて工房で販売するマフィンに焼き込むことができたら楽しそうね。
プラムを干し始めた週末から大雨が降ったけど、ちゃんとセミドライくらいになってくれたらいいわ。

山形産プラムの品種は太陽といいます。皮は真っ赤になるけど果肉は黄色いの。
放射能検査済みの不検出品とのことです。
ドライ太陽が成功したあかつきにはマフィンに焼き込まれてるはずだから、お楽しみに!







 

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プロフィール

 
宇佐美エバ亜希子
うさみエバあきこ
ジャム職人
埼玉県上尾市出身
季節を追った国産果物や野菜のジャムを作ります。 エバジャムを召し上がれ!

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