ジャムの王様はブルーベリージャム!

ジャムのプリンセスったらイチゴジャムですよね。
みんな大好きイチゴジャム、ですもん。赤い色もラヴリー♡
じゃあさ、キングは?
何?何のジャムかしら?

ワタシはこの夏、やっと仕入れたブラックパールを手の平にすくいあげながら思ったわ。
ジャムの王様はこのブラックパールに間違いないってね。
もうブラックパールがなんの果実をさしてるのかお分かりですよね?
そう、ブルーベリーですよ。
 




ブルーベリーって高いですよね。
小さなプラパックにたぶん150gくらい入りなのかしら、それで300円前後でしょうか、スーパーで。自分のためにパックになってるのを買うことってないからイマイチよく分からないんだけど…。この計算でいくと1kgあたりは2千円くらいになっちゃうわ。

世田谷に住んでいた6年ほど前には、ブルーベリー農園に早朝出掛けてって自分で摘んでたの。それで午前中に採れる量は2kg弱だったわ。
通っていた農園では小さなバケツを渡されて、そのバケツに摘みたい放題だったから、バケツに誰よりも高く多く摘み上げたものよ。それで2kg弱ね。
家族やお友だち連れでおしゃべりしながら楽しそうに摘み歩いてる人たちを尻目に、9時に始めてたってすでに陽射しはジリジリとやいてくるから、汗を流しながらもくもくと、ね。
これをシーズン中に3〜4回やって瓶詰めしていたの。

手摘みの分、スーパーで買うのとはかなりお値段は違ったのだけど、自力摘取りで煮なくなって久しいわ。世田谷区から引っ越したこともあるし、かなり時間がかかって大変な作業だったんだもの。

それでもブルーベリージャムは作らなきゃいけないのよね。
だってお客さんに「ブルーベリージャムはないの?」って聞かれるんだもの。さすが王様ですね。
お客さんに欲しいって言われたら作る努力はしなくっちゃいけないわ。と、今年は神奈川の農家さんから買うことにしました。ちゃんと放射能の測定済みの、不検出品です。

やっぱりブルーベリーは高価ですね。
でもね、農家さんが腰を曲げてひと粒ひと粒を摘取ることを想像すると、それはもう仕方がないことよ!
流水で洗いながら指先からこぼれ落ちるブラックパールを見つめて、夏の朝のあの作業を思い起こすワタシには「うむ…」とうなずくしかないの。
あ〜あ、好きなだけブルーベリーを煮てみたいものよ〜。
外国産のブルーベリージャムって、どうしてあんなに大きな瓶詰めなのかしら?
あんだけの瓶をいっぱいに出来るほどたくさんのブルーベリーをどうやって摘むのかしら?
広大な農地で小さな実をじゃんじゃん摘めるマシンがあるのかしら?
それともものすごく安い労働力があるのかしら?
あ…、素朴な疑問がなんだかイヤな方向へ勘ぐっていっちゃいそうだから、このへんで止めといた方が良いわね。

話しを変えて、いまは国産のレモンが無い時季なんです。
ジャムつくりにレモンは欠かせないものなのに、どこへ行っても無いの。もしくは青く固い未熟なものが旬の時季と比べると3倍以上の値段なんですね。
そんなものは使えないわ〜と探しあてたのが高知産の酢ミカン。
酢ミカンだなんてなんておおざっぱな名前なんでしょう。さすが、南国のおおらかなイメージをはずさないネーミングよねえ。
その酢ミカンの果汁と、ブルーベリージャムには必ず加えるレモンの皮をあわせて煮たら、いい感じ。





それから、残った皮は冷凍してとっておくのよ。
レモンの皮も冷凍保存で使う都度にスライスして使うの。柑橘類の皮の風味って、それぞれ個性的で使わない手はないの。

酢ミカンの酸味とレモンピールが効いたジャムのキング、ブルーベリージャムは現在エバジャム工房にて販売中でございます。
エバジャムには珍しく甘さを控えめに煮てみたわ。







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プロフィール

 
宇佐美エバ亜希子
うさみエバあきこ
ジャム職人
埼玉県上尾市出身
季節を追った国産果物や野菜のジャムを作ります。 エバジャムを召し上がれ!

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