玉ねぎのジャム

最近お弁当を作っているの。もちろんお昼ご飯用よ。
お弁当作るのって楽しいわ。
OL時代にはランチはほとんどお弁当だったし、その頃から別に苦ではなかったお弁当習慣。久しぶりでもやっぱり苦にはなんない。
だって前日の夜からだいたい準備しておくし、何品かは夕食の残りだもん。



今日のドカ弁。
ご飯の上におかず。 



夕べは新ジャガはえっと、なんて種類だったかしら。ナントカこがね…十勝こがねだったか、ホッカイこがねだったか…?どっちかを煮たの。
この頃ジャガイモの品種って多いわよ。と思ってグルグル〜っと検索してみるとこんなサイトが出てきたわ。
ちょっと可愛いんですよ。ジャガイモの名前、お花、実がキレイに分かりやすく一覧になってて。お花も実も可愛いうえに、それぞれのネーミングがなんとも言えないわよ。興味がある方はチラッと見てみてね。

何種類ご存知でした?ワタシは4分の1も食べたことないと思うわ。どこで食べられんのかしら?やっぱり北海道?

ワタシが煮たのは上の一覧表から十勝こがねだったみたい。十勝こがねの説明に煮崩れないのが特徴ってあるんだけど、ホントに煮くずれてないもの。お弁当に入れるなら煮崩れないのは重宝よねえ。
一緒に煮たのはベーコン、玉ねぎ、人参。オリーヴオイルでベーコンと玉ねぎをじっくり炒めて、人参を加えてからもじっくり。最後にジャガイモを加えてオイルを馴染ませてから白ワインをジャーっと回して薄口しょう油で味付けってレシピよ。
翌日冷めたのを味見してみるとものすご〜く甘かったからアラ?この甘み何?と一瞬疑ったけど、ジャガイモの分量に対して多いかしら〜、ま、いっか〜と使った玉ねぎのせいだわ、きっと。
煮上がるころに玉ねぎはあまり目立たないけど、甘みとして存在感を光らせてるの。
そう〜よね〜、玉ねぎってジャムになるくらいだもの!

そうなんです。なるんです。玉ねぎがジャムに。
買ったことあるもん、玉ねぎのジャム。
ジャム行脚のためのフランス旅行で訪れた南フランスでのことよ。

玉ねぎジャムの前に、フランスの郵便局って困っちゃう。
都市だとすんなり受けられるサービスが地方へ行くと途端に「そんなサービスはないわ!」(と言われているように聞こえる。もちろんフランス語)って突っぱねられることがアチコチであるんだもの。

フランスの郵便局でワタシがよく使って重宝したのがポステクスポールPOSTEXPORTという送料に梱包用のボックスがセットになった小包便でね、2kgまでボックスに詰められて当時16.77ユーロだったかしら。
これは普通の小包便を使うよりずう〜っとお得で、各地方で買ったジャムやハチミツ、ヌガーやチョコ、それから石鹸なんかをぎっしり詰めて何箱も日本の自宅に向けて送ったの。
最近は日本の郵便局でも500円のエクスパックとか500円と350円のレターパックってのが出てるでしょ。ケースを購入して全国一律の金額で送れるからたまに使ってるわ。

そのポステクスポールは都市なら必ず使えるのに、地方の郵便局だとなんて言って拒否られてたのか分かんないけど「そんなのないわよ!」とか「ボックス切らしてるわよ。」とでも言われたのか、使えないことがあったりして、んもうびっくりしちゃった。
だって日本なら全国一律のサービスが郵便局で受けられるでしょ!?
そんな時はプンプン怒って郵便局から飛び出して、出せなかった2kgのジャムやらハチミツを抱えたまま次の街まで文字の通り持ち越しよ。重いったら無いわ。

南フランスの小さな街でのある日も、郵便局で「ポステクスポール、シルヴプレ!」と窓口で梱包済みのボックスを差し出してみたら「ノン!」ですって!
どうやら2kgを超えちゃってるんですって。ええーーー!いいじゃないよう、ちょっとぐらい!ってキャンキャン粘ってみても、そんなことには忠実に「ノン!」と言張る係のおばちゃん。なにさ、コッチにはあちこちで少しのオーバーは見逃してもらったって実績があるんだから。ともう少し粘ってみても、効かないわ。
じゃあ、その場でジャムか何かの1瓶2瓶を抜いて計量し直しても「ノン!」ですって?んもう〜良いじゃないの少しくらい!とブツクサ言いながらまた何かを抜いて、やっと窓口を通って発送が済んだんだわ。
負けたっ!と窓口を後にする時、あら?こちらをチラッと見てから郵便局から去る黒髪の女性は、日本人?イヤだあ〜、ジタバタしてるとこを日本人に見られちゃったかしら?同じ日本人として恥ずかしかったかしら!?

日本人など見かけない南仏の小さな街に、1人だけ日本人女性が住んでいることが分かるのはその夜!
友人と南仏で一度はしっかり食事をしようと出掛けて行ったオーベルジュのレストラン。
田舎町のオーベルジュ、あ、オーベルジュってのは宿泊施設を併設したレストランのことなんです。ホテルでもあるけど、泊まるより食べるに重点を置いてる場所のことなんです。で、そのオーベルジュのレストランは田舎町のせいでしょうか、料理はとってもしっかりして重かったような…あんまり覚えてないのよね、デザートの衝撃があまりにすごくって。
食事を済ませたワタシ達の前には2段になった金色のワゴンがゴロゴロとやってきたわ。1段1段にぎ〜っしり何種類もの焼菓子や生ケーキが並んでて、3種類選んで良いですよって!
ちょっとしたパニックですよ。
戻れるものならあの一瞬に戻ってみたいものだわ。デザートをまた選びたいわ。

デザートまで済ませてからお会計の時に日本人か聞かれて、ウチでも日本人が働いてるんだって伝えられたのね。わ〜お!ホント!?となるとその日本人を呼んで下さったわ。
そうです、それが昼間郵便局で見かけた女性だったわけ。
彼女はお菓子の勉強のためにそのレストランで働かせてもらっているそうで、ワタシと会った日が修行最後の夜だったんですって。

立ち話だったけど、いろいろお話しさせてもらったわ。まずは郵便局での一件をえへへと言い訳してからね。お話しの中で印象的だったのはレストランのシェフにまつわるエピソード。いつも大胆にいろいろなレシピに挑戦しててハッとさせられるって言ってたの。その日の仕込みでも玉ねぎをジャムにしていて、しかもそこにパン粉をザーッと入れてましたよ!って笑っていたわ。

もちろんその玉ねぎジャムは買って帰ったわ。
う〜んと、味は忘れちゃった。え〜っと、もう7年くらい前のことなんだもの。
それでもね、ジャガイモの煮物で玉ねぎの甘さに玉ねぎジャムって良いかも知れないわねえ〜とあらためて思っているの。
来週、鹿児島の新玉ねぎが3kg届くから試作してみるのよ。
玉ねぎジャム作ってみるのよ!



 

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プロフィール

 
宇佐美エバ亜希子
うさみエバあきこ
ジャム職人
埼玉県上尾市出身
季節を追った国産果物や野菜のジャムを作ります。 エバジャムを召し上がれ!

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